第5回北海道乳腺超音波研究会 終了報告


第 5 回研究会を下記のとおり開催致しました、多数のご参加ありがとうございました。

代表世話人 白井秀明 (札幌ことに乳腺クリニック)

日時:平成 21 年 9 月 12 日(土曜日)会場:札幌医学技術福祉専門学校 3 階 講堂 受講者数: 77 名

プログラム

13:00〜 受付開始
14:00 開会の辞
14:05〜15:05 第一部  特別講演
乳腺超音波診断のための病理学
癌研究会有明病院 病理部  
堀井 理絵先生 
15:05〜15:15 休憩
15:15〜15:30 第二部  報告
当会員アンケート調査結果について
札幌ことに乳腺クリニック
理事 白井秀明 
15:30〜15:35 休憩
15:35〜15:45 第三部  事業報告・会計報告
15:45〜16:30 第四部  症例検討
16:30 閉会の辞
9 月 12 日、暖かい秋晴れの天候に恵まれ第 5 回北海道乳腺超音波研究会が開催されました。今回は初めての会場に加えて、他会場にて大きな会が 2 つも開催されていたとのことでしたが、多くの皆様にお集まりいただきました。
  第一部には特別講演として、かねてより会員の皆様からのご要望が非常に高かった病理組織診断のお話をして頂くために、癌研有明病院病理部より堀井理絵先生をお招きし、“乳腺超音波診断のための病理学について”と題してご講演を頂きました。内容は乳房の解剖の基礎から超音波画像との対比までと幅広くお話して頂きました。特に超音波画像と病理組織との対比では、典型的な病理組織型の解説と、それに対応する実際の超音波画像を対比してお話が進められました。この中では組織のどの部分が具体的に診断の決め手となったのか、またその部分は超音波画像でどの様に描出されていたのかについても詳しく教えて頂き、なぜ超音波診断にも組織型推定が必要なのか?など日頃の疑問が解消できるお話だったと思います。

 第二部では、白井代表より当会第 3 回研究会において会場の皆様から、超音波の適正画像についてお聞きした、アンケートの結果を基に作られた報告( JABTS21 in Osaka で発表)の紹介がありました。内容において特に評価が高かったのは、他施設や他の人が適正と思っている画像と自分の考えている適正画像との比較が出来、また多くの方が同じ画像について適正であると考えていたことなどがグラフに示されたことです。このように具体的な数値が決められていなくても、多くの方が同じ意見であることが示されたことは、大変興味深い結果であり、 JABTS においても高く評価された内容であり、皆様がアンケートにご協力いただいたことで当会からの提言が出来たものと考えております。ご協力ありがとうございました。

 第三部では、当会の世話人であります林より事業報告と会計報告を行われ、いずれも無事に承認されました。

 第四部では、症例検討を行いました。今回は白井代表があらかじめ用意した症例 3 例を提示いたしました。病理組織標本は事前に堀井先生に診断して頂き、出来る限り超音波画像と組織像を一対一に対応させて検討を進めていき、超音波で導かれる組織型と病理組織診断が一致していた点だけではなく、なぜ食い違いが起きるのかに関しても、分かりやすく教えていただきました。この中で、会員の皆様には画像を読影して頂きましたが、いつもながらどの方も熱心に読まれていたのが印象的でした。 最後に今回も研究会前に装置に関するアンケートをメールでお送りし、協力をお願いしました。再び多くの会員の皆様にご参加頂き、当会から全国へ意見を発信していきましょう! それでは次回もお楽しみに。
北海道乳腺超音波研究会事務局
感想のコーナー

今回の会に対してたくさんの感想や今後の希望を頂きましたので、いくつか紹介させていただきます。

基調講演ありがとうございました。スライドがきれいでした。また、アンケート結果勉強になりました。
堀井先生のお話が非常に分かりやすく面白く感じました。またいずれ堀井先生に来て講義していただけるとうれしいと思います。
病理の基本は非常に良かったです。
病理と画像の対比がとても勉強になりました。
堀井先生のお話はとてもわかりやすく、勉強になりました。
病理合同カンファレンスのようで非常に面白い会でした。説明する時はあのくらいわかりやすく説明しようと思います。
来年から乳腺を勉強する者です。乳腺の勉強会はじめてです。画像のアンケートはとても興味深く拝見しました。今日帰りに本屋によって乳腺の本を買って帰ります。がんばります。
超音波画像と病理の典型像をあわせてみることが出来、とてもわかりやすかったです。
術前化学療法の判定の基準みたいなものがあれば教えて欲しいです。
乳腺症はどの程度の変化が見られたらエコー所見として記載すべきでしょうか?

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