第26回北海道乳腺超音波研究会終了報告


 2022年10月14日19時からZoomにて、第26回北海道乳腺超音波研究会を開催致しました。初の平日開催のため、参加人数が集まるか不安でしたが、道外から参加の方を含めて41名のご参加をいただきました。ご参加の皆様ありがとうございました。今回も進行は、頂いた質問にお答えする第1部と、症例検討を中心とした第2部に分けて行いました。
  第1部には、千葉しすい病院 秋葉恵美子さんより、これから乳腺超音波検査を始めるにあたり、知りたい内容についていくつか質問して頂きました。内容は初歩的なものが多かったのですが、周囲に相談する相手がいないため、困っているとの事で、一つずつ、解説しながら質問にお答え致しました。その内容として、プローブを真っすぐ当てているかどうかの指標や、スキャン方法についての質問などで、これに実際の動画などを交えてお答え致しました。今回のように始めるにあたり、多くの疑問を持つことは当然であり、その解消に取り組むことは大切な事だと思います。このように実際相談する場が無い方々も少なからずいらっしゃるものと考え、少しでも本研究会がお役に立てればよいと考えております。
  第2部では、2症例を提示しました。腫瘤はいずれもエコーレベルが等から高エコーを示し、後方エコーが増強しているもので、1症例目は年齢が42歳、2症例目は38歳と年齢的に好発年齢よりかなりお若い方であり、2症例とも形態的特徴の似ていることより超音波画像の判定を皆さんと一緒に、所見用語を用いて、どのように読むか投票形式でご回答いただきました。また、合わせて2症例とも超音波画像のみで、どのような疾患が考えられるかをこれも参加者の皆さんと考えました。今回はその回答方法に工夫を凝らし、普段考えているものに近い答えが出来るように回答形式をパーセント方式にしてお答え頂きました。その後病理結果を示しましたが、いずれも粘液癌で、1症例目はpure type 、2症例目はmixed typeであり、それぞれどのような考え方で粘液癌と診断していけばよいか、また粘液癌と似た形態を示す線維腺腫との違いについてや、組織の成り立ち、性状から画像の所見へどう反映されているのかを詳しく解説しました。そのため少し時間をオーバーしてしまいましたが、内容の濃い時間だったと思います。次回も質問にお答えする形式で開催したいと考えており、皆様からのご質問を募集致します。次回もともどうぞお楽しみに。

アンケート集計 30名回答

アンケートグラフ
感想および質問 17件の回答
とても勉強になりましまた!
質問の解答がとてもわかりやすかった。症例が問題形式になっていて楽しかった。2つ症例の問題の解答が最後にまとめてしていたので、1つ目の症例の解答(判定項目)がよくわからなくなってしまった

走査法の事など初心にかえり今更ですが、あぁそうだったのかと思うことがあり良かったです。

初参加でしたが、参加型で楽しかったです。 問題画像に黄色い線を描いてしまい、申し訳ありません。スマホからでしたので、スクロールした時に、ペイントも押していたみたいです。

初心にかえり走査法等、今更ですがあぁそうだったのかと思うことがあり良かったです。

今回の質問者の方には、前回研究会に参加してほしかったと思いました。 みんな工夫して、技術、知識を得ようとしていることを知ってもらい、参加者同士で経験交流してみるのがよいと思いました。

大変、勉強になりました。ありがとうございました。

山梨県から、初めて参加しました。日頃、乳腺エコーに携わっている検査技師ですが、内容の充実振りが良かったと思います。特に、聴講だけでなく、参加型の形式が良いです。次回もぜひ、参加して知識を深めたいと思いました。

白井先生の勉強会は飽きることが無くとても充実している内容だと思います。 ありがとうございました。

白井先生の勉強会は、充実した内容で毎回楽しみにしております。 ありがとうございました。

大変勉強になりました。特に細胞極性と粘液癌の発生のお話はとてもわかりやすかったです。ありがとうございました。

粘液癌と線維腺腫を病理対比しながら説明していただき、大変勉強になりました。

まだ乳腺エコー始めたてなので、基本から教えていただき理解が深まりました。 細胞診、針生検などどのように違いがあるのかなんとなくしかわからないので機会があれば取り上げてほしいです

大変勉強になりました。特に細胞極性と粘液癌の発生はとてもわかりやすかったです。ありがとうございました。

会員の質問と症例検討の二本立てで大変勉強になりました。特に、症例検討のアンケートが良かったです。

エコーを始めたばかりなので、とても勉強になりました。
特に症例は画像も病理もきれいで、詳細な解説もしていただき、とても勉強になりました。


今後の研究会で取り上げてほしいテーマがありましたらご記入ください 10件の回答

嚢胞や濃縮嚢胞などが多い時、レポートに全て書くのは時間がかかると思うのですが、どのようにしているか聞けたら嬉しいです。あとはマンモグラフィーの読み方も覚える必要があると思うのですが皆さんはどのように勉強されているのか聞けたら嬉しいです。

超音波所見 判定項目について 画像

初心者で検診です。月数回の件数です。今回のような考え方を教えてくれる内容が勉強になりました。有り難うございます。

浸潤性小葉癌について

動画、静止画によるカテゴリー判定と鑑別診断の検討会

マンモグラフィー画像とエコー画像の比較。エラストの当て方がやや苦手なので、手技のポイントなどあれば知りたいです。

非腫瘤の症例を取り上げて頂きたい。

症例検討、撮影困難乳房の撮影法(痩せ過ぎでプローブが浮いてしまう、脂肪過多で深部が見にくい等)

嚢胞内腫瘍をお願いしたいです。充実性部分の観察において、良性か悪性かで迷う事が多く困っています。

現在のトレンド、治療も考慮したエコー診断など



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