第12回北海道乳腺超音波研究会終了報告


平成25年3月23日(土曜日)札幌市コンベンションセンター2階204会議室 受講者数:68名

プログラム

13:00〜 ( 開場は13:30 〜 ) 受 付 開 始  &  画像閲覧タイム
14:00〜14:05 開会の辞
14:05〜14:20 JABTS における当会アンケート結果報告
       札幌ことに乳腺クリニック白井秀明
14:20〜14:35 休憩  &  最後の画像閲覧タイム
14:35〜16:30

乳腺 US 画像の判読大会

16:30 閉会の辞

 

 今回は,研究会初の試みとして,当日行う症例検討の超音波画像を会場に掲示しました.症例は全部で9症例あり,それを一枚のパネルに貼り付け,同じものを 4 枚用意して会場の後方に展示し,始まるまでの時間,各自に画像を判読して頂きました.判読は個人で考える方や,友達同士で相談し合っている方など,様々に閲覧して頂きました.スタッフは熱心に判定している会員の姿にしばし感動しながら症例について説明し,代表もパネルの前で多くの方に声掛けながら,一緒に判読しておりました.そうこうしているうちに予定開始時間になってしまいましたが人だかりが減るどころか増えるばかりなため,開始時間を 10 分ほど遅らせて本会がスタートしました.

始めに白井代表よりJABTS 29 にて報告された,混合性腫瘤に対するアンケート調査の結果と考察について話がありました.混合性腫瘤を無理に判定するのではなく,内部構造などではっきり区別がつかない場合には,充実性腫瘤と判定しても,結果として導かれるカテゴリー分類にさほど変わりはないという事が示されました.また,当会の会員に対して行われたアンケート調査の結果より,これまで混合性腫瘤を判定する場合、実質部分の量によって分けられるものと考えられていたが,意外にもほとんど実質構造であっても混合性腫瘤と判定している方達が多かった.このことは,多くの回答者が内部の構造などの画像を判読した上で,どのパターンに分類すべきかを考えて判定していることが分かる結果となりました.

その報告の後 15 分間ほど先程の画像判読のつづきと,休憩を挟んで症例検討会が始まりました.検討会の進め方は,まず会場の方を指名して判読して頂き,それを元に他の皆さんとディスカションをしていく形で進めていきましたが,1問目から良性と考える方と、悪性と判定された方に分かれて意見が出されました.但し,どちらの判読にも説得力があり,いかに静止画だけでの判定が難しいかを考えさせられました.判定の結果は乳頭腺管癌だった のでしたが,なぜ良性が考えられたのか,また不均質な内部エコーは何を表しているのかなどは,病理組織所見と対比して解説がなされました.そして,今回は全症例を通じて注目した所見が,境界部であり,一症例終わるごとに前症例の境界部と比較し,何が違うのかを,こちらも病理組織所見からそれぞれ学びました . このように検討会は進められて行きましたが,最後の2症例はその形態でも,内部エコーからも良悪の鑑別が難しい腫瘤でした.ところがこの症例を二つ並べ、皮下脂肪のエコーレベルを合わせるなど、画質調整を行うと・・・あら不思議、先程まで判定が難しいと思われた症例がほぼ容易に良悪の鑑別が出来るようなりました.このようにやはり最も重要なのは画質設定であることが示され、すべての症例検討をほぼ時間通り終えることが出来ました.これだけ多くの症例一度に検討する機会はそう多くはなく,会員の皆様それぞれに得られるものが少なからずあったものと自負しております.

会の終了時には、多くの会員から今回の症例の貸出のご依頼がありました.ご興味を持っていただき非常にうれしいお話なのですが、残念ながら、個人情報等の事情から,貸し出しやホームページへの掲載は出来ません.従いまして今回の症例は今後の研究会場などで閲覧できるよう検討中ですので,貸出などはご了承いただけます様よろしくお願い致します.

 

北海道乳腺超音波研究会事務局

いつも参加型の講演をして頂けるので、勉強になります。今回の症例など事前登録時に少しでも見られたらもう少し所見も書きやすかったかなと思いました
今日もとても勉強になりました。ありがとうございました
初心者ですが、わかる所まで所見を考え、他の人とどのくらい読み方に差があるのかを確認できてとても参考になりました。是非今回の様な講習会があればまた参加したいと思います
1 年後に病院が新築統合し、総合病院になります。その時の為に今勉強中です。非常に勉強になりました。ありがとうございます。(症例も面白かったです。)
大変勉強になりました。今日の写真が欲しいです


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